野生の鹿肉で熟成肉(干し肉)を作る。常温保存でも大丈夫なのか?!

熟成肉の作り方 鹿肉

山の猟師さんがワナで獲ってきた鹿肉

人の繋がりで巡ってくる、自然食肉、ジビエ肉

突然、鹿肉が舞い込んで来る。

80歳をゆうに越えているおじいちゃん、
山で罠を仕掛けて、
鹿や猿を獲っています。

害獣駆除という名の遊び?生き甲斐?

お金では買えないもの、人との関係性

人の繋がりで、
鹿肉が好きな人の手に渡って、

私のところへも、
捌きたての新鮮な肉が届きます。

やぎおくん
やぎおくん

鹿肉やるぞ。

 

おさかな
おさかな

いきなり大量の肉が・・・。
捌くの大変だぞ・・・。
(山で狩猟するおじいちゃんと、
毛皮を剥いだり解体する方が大変)

鹿肉捌きに、魚用の捌きナイフが活躍する

鹿の肋肉、背骨(背ロース)、後ろ脚あたりを、
ビニール袋に入れられ、どさっと渡される。

最初は包丁を使ってバラしていたけれど、
筋肉の筋、繊維を細かくバラすのに、

刃渡りが短くて、
刀の厚みがある捌きナイフがとても使いやすい。

 

おさかな
おさかな
ジー・サカイのサビナイフ(仔鯱ザイテル)を奮発して買ってよかったー!!!
(絶対に失くさないようにしないと。。)

熟成肉の作り方で注意することは、塩分濃度、温度、湿度の3つ

塩して、常温で干して熟成させていく

冷凍してしまうと、
血肉の臭みまで一緒に閉じ込められてしまう。

まずは、
塩でまぶしてから、
干し物ネットで干しておきます。

塩をすると、
臭みの原因になる血が流れ落ちていく。

冷凍するなら、
せめて一晩干してから冷凍したい。

 

 

おさかな
おさかな

誰が獲って、誰が捌いたのかがわからない冷凍肉は、
臭いことが多いのでもらいたくない。。

やぎおくん
やぎおくん

肉も魚も熟成させた方が美味しくなるぞ。

 

干し肉を作るのに適した時期は?

ここの環境では、
11月〜2月ぐらいが、
雨も少なく、気温も低いので作りやすい。

雨が降ると、干し肉もジメッとしてしまうので、
干し物をするのは、秋冬がいい。

熟成肉・干し肉を美味しく失敗せずに作るポイント

  • 気温・湿度は低い方がいい
  • 気温・湿度が高いときは塩分多めにする
  • 扇風機の風を当てながら干す(湿度を下げる)
  • ハエに卵を産み付けられないように注意
  • 肉の表面が乾いて膜が出来れば、半分は成功
  • 腐敗臭が出てないことを常にチェック!
  • 燻製にするなら、煙の熱で焼いてしまわないように注意(固くなる)
  • いい塩を使おう(海の精あらしおを使っています)

常温保存の鹿の熟成肉、干し肉を食べる

煙にあてて、直火で焼いて食べるのが一番美味しい

野生の獣肉(ジビエ肉)の鹿肉は、
加熱すると固くなってしまう。

おさかな
おさかな
野生の鹿さんは、筋が固くて噛み切れない・・・。

 

やぎおくん
やぎおくん
ロースは柔らかくて美味しいよ。

 

焼き加減は、さっとレアで焼いて、
脂が染み出したくらいに食べるのが美味しい!

干し肉は、常温保存でどれくらい保つのか?

上手く干し上がって、
水分が抜けていくと、

腐敗の匂いもなく、
ジャーキー状態になっていく。

水分が少なくなるほど、
保存状態もよくなって、
常温保存でも1ヶ月以上保つ。

だいたいは、干しながら食べて、
1ヶ月前後で食べきっています。

おさかな
おさかな

固くなってきた肉の塊は、
薄くスライスしてさっと焼いて食べる!

衛生管理に気を付けて、食中毒を起こさないように!

鹿肉
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そのへんにあるものを食べる
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